次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト
平成19年度~

コミュニケーション知能(社会・生活分野)の開発,
公共空間における
情報支援知能モジュール群の開発

株式会社国際電気通信基礎技術研究所
株式会社イーガー
オムロン株式会社
三菱重工業株式会社

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課題概要 研究内容 成果 モジュール公開について

課題概要

今後、我が国が直面する少子高齢化、労働力不足といった諸課題を踏まえると、実生活や実社会で活動するロボットの需要はますます拡大していくことが期待されています。しかしながら、現状ではロボットの実用化できる用途や使用条件は限定的です。このような状況を打破するため、確実性を持った自律的な活動に必要な知能化技術の開発が求められています。したがって、これまで開発されてきた高性能センシング等の要素技術を十分に活用しつつ、知能化技術の研究開発を重点的に推進することで、より幅広い用途や、人と共存する次世代ロボットの実用化に繋げるため、生活空間や多品種少量生産の製造現場など状況が変わりやすい環境下において、ロボットが確実性を持って自律的に活動できるように、機能の高度化に必要な知能化技術を開発し、自律的な次世代ロボットの要素技術を確立しようとしています。

事業概要

  • ショッピングセンターの店舗内外等の公共エリアにおいて、受付、案内、見守り等のサービス産業のタスクを行うロボットが、周囲の環境が変化しても確実に遂行するために必要なコミュニケーション知能モジュール(社会・生活分野)を研究・開発し、提供します。
  • 一般的に騒がしいスーパー等の商業施設(65dBA以上の騒音環境)において、「巡回・見守り・道案内」、「商品説明」、「受付・情報提供」の3種類のサービスを実施するのに必要な機能をトップダウンに分析して、4種類のモジュール群に分類しました。
  • 4種類とは、環境状況認識、対話支援、対話制御、対話管理に関するモジュール群です。これらの有効性を検証するため、各モジュール群を統合することによって、上記3サービスが適切に動作することをボトムアップに確認します。
  • 開発したモジュールは他の用途や他のロボットシステムでの再利用を可能とするものでなければなりません。再利用に資するため、知能モジュールの取扱説明書や機能仕様書等を充実させ、開発の早い段階から知能化プロジェクト内の他事業者に対して、試験提供等を積極的に実施し、インタフェースに関する意見を反映することとしています。
  • 最終的にはプロジェクト外のロボット開発者やサービス開発者に対して、仕様書等の公開、提供を目指しますが、公開にあたっては条件を提示し、双方合意の下で実施します。

本研究は、平成19 年度経済産業省、平成20 年度NEDO 委託研究
「次世代ロボット知能化技術プロジェクト」の一環として行われた。

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